みなさん!こんにちは。ONE PHOTO チーフフォトグラファーの深澤です。ONE PHOTOではモデルのポートレートや、スタジオ撮影の他、撮影方法の指導などを行っています。綺麗なものを被写体に撮るのが好きなので、人、花、風景、建築など、基本は何でも撮影しています。良く、プロの場合は特定の●●を撮る事でメジャーになり、その道の第一人者として認められていくものですが、我々ONE PHOTOではジャンルを絞らず、自分が気に入ったものをどんどん撮影して行くスタイルの私みたいなメンバーも入っています。さて、今日の1枚ですが私の好きな綺麗なモノ、「花火」について、撮り方をきちんと解説したいと思います。今回のブログでは綺麗な花火写真を撮るための準備について、きちんと解説していきますね!

花火撮影の一番大事なポイントは、場所取り。

花火大会は楽しいけれど、どうも人混みが、、、っていう気持ち、凄く分かります。私も人混みは得意ではないので、基本的には開催場所からはかなり離れた場所から、周りにはほとんど誰もいない場所を探して撮影するようにしています。そうです。花火写真で一番大事なのは場所取りなんです。どんな写真を撮るか?ということを考えて、それを実現できる場所を抑える事。それが出来れば、花火写真は成功したも同然です!!実際、そのスタイルで世田谷区たまがわ花火大会で悠々自適に撮影したのがこちらの1枚です。二子玉川のビル群も入れることで花火の大迫力も表現できました。花火写真は比較対象となる「何か」を入れることが素敵な1枚を生み出すポイントです。人が入れば「ストーリー」が生まれますし、「ビル群」が入れば大きさの尺度に繋がります。これもちゃんとメモしておいてくださいね!
こうした、川沿いで開催される花火大会などの、水辺系花火大会は遮蔽物が無い場所が比較的見つけやすいので、少し離れた場所からの撮影を意識してみましょう!そうした花火写真のおススメスポットについては、別のエントリで作成しますね!そちらもお楽しみに☆彡

さて、花火の撮影方法は色々なページで解説がされていますが実は、意外と簡単です。多くの場合、皆さんが最初に購入されたキットレンズでも、素敵な花火写真が十二分に撮れますので、安心してくださいね!

撮影に必要な道具はコチラ!!

◆必須装備・・・これがなきゃ始まらないもの
  ①一眼レフカメラ / ミラーレス一眼レフカメラ / 高級コンパクトデジタルカメラ
  ②レンズ (絞って撮るので、明るいレンズが求められる撮影ではありません)
  ③三脚などのカメラを固定できるもの

◆任意装備・・・これがあれば便利、またはクオリティを高められるもの
  ④レリーズ (シャッターを切る時に使えるリモコン)
  ⑤黒い布や黒い紙

続いて基本の撮影方法を見て行きましょう!

◆カメラ側の設定

  ・マニュアル撮影モード【M】 または、 (※)バルブ撮影モード【B】
  ・ISO100
  ・絞りF8~くらいで明るさを調整

これを基本にそこから徐々にアレンジしても良いかもしれません。

(※)バルブ撮影モード【B】では、レリーズでボタンを押し続けている間はずっと、シャッターを開きっぱなしにすることが可能です。この時には④のレリーズが無いとバルブ撮影モードを利用できないのですが、三脚を利用した作りこむ写真に必須のアイテムです。この機会に是非、お買い求め下さいね!メーカー純正のものでなくても、十分に用途に耐えますのでまずは使ってみる事から始めましょう!

◆撮影方法
一番重要なのはシャッターを押すタイミングです。バルブモードであればレリーズを利用することで、その間の撮影についてのタイミングの心配が不要になります。目で見ながら上がったタイミングで押しはじめ、花火が開ききったところで離せば、それで花火を十分に綺麗に撮影できると思います。
では、レリーズをお持ちでない方はどうするか?こちらの場合はマニュアル撮影モード【M】で、シャッター速度を10~15秒くらいに設定しておきましょう。イメージは花火の伸びる足がきちんと見えて、爆心を捉えて、余韻が夜空に軌跡を描ききるまで。これが大体10-15秒です。三脚を使っているとはいえ、普通にシャッターを押し込む場合、そのボタンを押すことでカメラが揺れてしまう事を防ぐため、タイマーシャッター(2~3秒)で撮る事をお忘れなく。この場合は、見てタイミングを測る事が難しいので、狙ってシャッターを切ってみて、その後は運よくいい感じのタイミングで花火が上がることを願いましょう♪

以上が、花火の「撮影方法の基本」についてです。本当に撮影自体は簡単ですので、こうやって書くと数行で終わってしまうという。。。花火の写真撮影は三脚とポジションさえあれば難しい撮影では無いので、今年は是非、挑戦してみてくださいね!

※今回のブログでは割愛しますが、バルブ撮影モードで、花火が上がっていないタイミングでは黒い布でカーテンのように覆うと、複数の花火を1枚の写真に収めことができるなど、通常の撮り方と異なる個性的な1枚を仕上げる技法もあります。花火が上がっている最中だけ、布や紙を外すことで複数花火を合成するなど、面白い撮影もありますので、今年の夏は色々と挑戦してみてくださいね!!来年の花火写真にはこちらの複数花火の合成写真も楽しみにお待ちくださいね!

最後に、素敵な花火写真を撮るためのおさらい

色々と撮影方法を書いてきましたが、最初に書いた通り、花火写真は1にも2にも「場所取り」が全てです。いいポジションを確保できた場合、基本に忠実に撮影すれば、素敵な花火を撮影することが可能です。逆に、良いポジションでなかった場合、通常のセオリー通りに撮影しても素敵な写真にするのは難しいので、「部分を切り取る」「ズーム流しで見たことない写真に」などの工夫が必要になります。そういった趣向を凝らした写真も素晴らしいのですが、まずは基本に忠実に、最低限のセットで撮れるように頑張ってみましょう!!

良いポジションを確保出来たら、良いカメラや良いレンズ、もっと言うと良い三脚を使わなくても普通のセットで十分に楽しめる。それが花火写真だという事を、ご理解いただけたとしたら、それに勝る喜びはありません。

<花火の撮影方法のまとめ>

・いい場所を確保しよう
・何かと一緒に撮ることで、花火写真はよりドラマチックになる
・三脚などのカメラを固定できる機材は必須
・【M】または【B】モードでレリーズ撮影を推奨 & ISO100 で 絞りは高め (F8 ~)
・シャッタータイミングに意識を集中しよう!!

いかがでしたか?皆さんも、素敵な花火写真を撮って、素敵な夏にしてくださいね!!

※今回の撮影に利用している機材と、EXIFなどの設定情報です。

 Canon EOS 5D Mark II
 EF70-200mm f/2.8L IS II USM
 70mm,F:13,SS:16s,ISO:100

※私は初めて買った一眼レフがCanon EOS 5D Mark IIで、レンズは24-70mmのF2.8を購入しました。未だに現役で使っているので、乗り換えることもなく、もっともコスパの高い機材を買うことが出来たと思っています!!笑