こちらはスペイン・バルセロナのカタルーニャ音楽堂。ガウディの陰に隠れた、カタルーニャのもう一人の天才、ドメネク・イ・モンタネールの代表作です。

先日に続き超広角の縦構図シリーズではやはり絵画的に2次元に写し取れる1枚が面白く、超立体的な中央のステンドグラスもこのような映りになります。本来であればその造形美に注目を集めがちな建造物ですが、この広角レンズだからこそ、緻密でそれでいて無限の色彩を見せる1枚に仕上がりました。

超広角レンズで撮影する際は僅かな傾き、中心からの位置ずれだけで後で補正しきれない直線部のアンバランスが発生してしまいます。建築写真のセオリー通り、中心・水平・垂直・直角・平行の確保を細心の注意を払って撮影します。それでもどうしても取りきれない誤差は現像処理の段階で歪みや傾きを補正するなどの微調整をすることで写真として成立する範囲を見極めて写真づくりをしています。

Sony α7R II
Voigtlander HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6
10mm,f:5.6,SS:1/60,ISO:2000