【御礼】若手フォトグラファーの祭典、御苗場でONE PHOTOはオーディエンス投票第4位に入賞することが出来ました!!

皆さま、おはようございます!!ONE PHOTO編集部です!!

ブログのタイトル通り、発展途上のフォトグラファーの祭典、御苗場2018でONE PHOTOは全体で約300チームが出場する中、オーディエンスが投票する「この1枚!」で見事第4位に入ることが出来ました!!終わって振り返れば、もっと頑張れる部分もあったと思いますが、初参加のこの祭典において上位1%に迫る第4位というのは胸を張って良い結果だと思っています!!



御苗場会場にご来場いただいた皆様、写真を見て頂いた皆様、そして貴重な一票をONE PHOTOに投票していただいた皆様、本当にありがとうございました!!そして、設営日を入れて5日間一緒に御苗場を盛り上げて頂いた御苗場事務局の皆さま、ともに展示をしたフォトグラファーの皆さま、本当にお疲れ様でした&ありがとうございました!!ONE PHOTO一同、このブログをお借りして、皆様に御礼申し上げます。


来年は今のところ出展予定はございませんが、また皆様に作品を見て頂く機会を作れるよう、これからもメンバー一同努力・精進してまいります。

当日、メッセージやお声がけを頂いた皆様、その皆様の温かい言葉がONE PHOTOの原動力であり、福業としてフォトグラファーを進めていく何よりのモチベーションです。今後とも、どうぞご贔屓にお願いいたします。

さて、本日のブログは受賞報告のみでも良いのですが、それだけだと折角ページを見に来ていただいた方にも申し訳ないので、今回のONE PHOTOが初出展にも拘わらず4位を獲得することが出来た、「写真の制作過程」についてご紹介させて頂ければと思います!!作品を展示される方や、展覧会のコンセプトを決める際に迷っている方の何かしらの参考になれば幸いでございます。


作品の意図やコンセプトについて

今回の作品は初参加の大規模作品展覧会でもある御苗場で「如何に、ONE PHOTOの名前を皆さんに覚えて頂けるか?」を大事にした展示を行うことを考えておりました。詰まるところ、先日の記事で書いている通り、基本的に出展者の友人が多く訪れるグループ展において、どうしたらONE PHOTOを知らない人を「作品を素通りさせないか?」を徹底的に考えて作品を創りに行きました。その際に極めて重要な「顧客が足を留める展示」については、過去に見に行った展示会の作品を反芻して「圧倒的な作品」という漠然としたキーワードを整理していたのは過去のブログ で記載している通りです。

今だから明かせますが、当初はONE PHOTOとして安易に2~3ブースを抑えてテーマを設定した上で「各人がテーマに即した作品を展示する」という、ありきたりなものも考えておりました。その際に狙うべきは「グループ賞」という、グループで素敵な展示を行った1チームに与えられる賞を想定した展示を考えていました。但し、その方式で写真を展示した場合にオリジナリティを出すにはONE PHOTOにはクリアしなければならない、諸々のハードルがあったのは想像に難くないかと思います。


  1. 出展を決めてからの準備期間が短すぎる (全員が高クオリティなものを準備できない)
  2. 御苗場出展経験もなく傾向と対策が練られない (ユニークなテーマを設定できない)
  3. 展示は写真以外のトータルでのコーディネートなど変数が多く、結果高コストになりやすい


元々のONE PHOTOの立ち位置が「いかにマイノリティ(レアなフォトグラファー)になるか?」を考えて設計されているにも拘わらず、大多数の人が参加するルールに合わせに行く事はONE PHOTOが採用するべき戦略として正しいのか?は慎重に考える必要がありました。そんな何をテーマに展示するか?が一向に決まらない中、代表の新井が「とりあえず、3ブース申し込んでお金払っておいたから!」という引き返せない状況に村山を中心としたメンバーを追い込みます。正直「これどうするの?」みたいな空気が流れたことは、内緒の話です。笑


よりONE PHOTOらしく。

そんな中で作品の制作を考えて行った際に、日本でも最も写真の展示会をサポートされている企業の一つで、ONE PHOTOにも多大なサポートを頂いているFLAT LABO. の島原さまに会いに行く機会を得ることが出来ました。その席で、上記のハードルなど諸々の不安や現時点で考えている展示意図などを相談しました。その席でONE PHOTOに島原社長にアドバイスしていただいた内容を整理すると下記のとおりです。

  • ONE PHOTOの強みを展示した方がよい
  • 3ブースならではの作品を創るべき
  • 御苗場はお祭り、楽しい方が皆嬉しい

これはONE PHOTOにとって極めて重要なアドバイスでした。特に3点目のアドバイスは御苗場の理解だけでなく、ONE PHOTOを創ったそもそもの気持ちを思い起こさせるほど大切な学びを含んでいます。そして、この機に改めて自分たちの組織を見直すだけでなく、結果として展示の方向性も確定させる非常に力強い助言になったのです。一つ一つそれぞれのアドバイスに即して、ONE PHOTOとして取れるベストの選択肢を実現できるスキルのミックスから企画のコンセプトを設計し直します。


ONE PHOTOの強みは何か?

⇒ 多種多様な得意ジャンルが違うメンバーがいること。そして、その一つひとつを組合わせる・転用させる事で得られるシナジーを何よりも大切にしている組織であること。また、年間100組以上のモノクロポートレートを撮影しているなど、モノクロ撮影するサービス的なイメージが先行していること。この辺りを上手くつなげる事でONE PHOTOらしい作品を創った方が名前を覚えてもらうという当初の目的に叶うよ、ということ。


3ブースならではの展示とは

⇒ 1ブースでも、2ブースでもなく、申込上限の3ブースであるということを活かした展示を考える事。横幅4.5mという大きさを一つの価値として考えて、何が出来るのか?を改めて考えた方が素敵な、個性的な、レアキャラらしい展示になるよ、ということ。

御苗場はお祭り

⇒ ブースまで足を運んでくれたお客様や参加者が、笑って楽しんでくれる展示にするのがお祭り。自分の好きなものを見せつけに行くのは一つのスタイルかもしれないけど、お祭りの主役にはなり得ない。自分たちの作品自体にもなるべく多くの人を巻き込む方がサポートしてくれる人、見に来てくれる人が増える。これは協力者や関係者を増やすという事に繋がります。



その一つひとつを組合わせて、最終的に導き出したのが

「ONE PHOTOメンバーを動員して一緒に撮影する3ブースを貫く1枚のパノラマ・モノクロ写真」

という大胆なアイディアです。真面目にバカをやらないと、絶対に満足できるクオリティが出せない。そんな企画です。


いざ、企画が固まったので!

ここまでコンセプトが固まってきたので、後は実際に4.5m幅に耐える撮影方法の検討です。過去にも多数のパノラマ撮影を担当しているチーフの原田がその任を引き受けてくれました。事前にテスト撮影として撮影ロケーションになった夜の東京駅でテストを行いました。結論として原田が出した答えは、

利用機材: SONY α7RⅢ + SONY 16-35mm F2.8 GM

焦点距離: 20mm

設定: ISOの限界は1600まで、 ターゲットとなる絞りは F8 ~

撮影: 縦方向に撮影した画角を約45°にして8方向を撮影した合成写真がベスト

という事前の撮影技法の整理です。

ちなみに、その時にテストをした東京駅前の行幸通りの写真はコチラ!

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ちなみに、ストーリーや配置を考える際は、これくらい細かく調整しています。

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青のラインに人を置く時は、絶対に赤い線をまたがないことなど慎重に裏側ではテストやコンセプトを設計して撮影に臨んでいます。結果は素敵なモノになりました!!


そして、本番当日!

死ぬほど寒い中で1時間程度でほぼほぼ事前の絵コンテ通りの写真を撮り切りました!!

巨大なパノラマでありながら、一つのストーリーが感じられるような、その中で個々にフォトグラファーが何かを頑張っている。そういう景色を一枚の写真で表現してみました!!

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印刷に利用したJPGデータは120MB程度あるので公開しても見られないのですが、こちらにそこそこ大きいデータをアップしておきました!(4MB程度)

是非コチラからご確認下さいませ!!
http://bit.ly/onaeba2018op
 

この素敵な「継ぎ目のないパノラマ写真」がプリントによって切れ目があるように見えてしまうのは圧倒的に勿体ないので、「ロール紙を利用した1枚プリント」にこだわって作品を仕上げてみました!!
最終的にこの作戦が奏功したと思っています。

結果、展示を通る方が2秒以上作品を見ている際に、

「実はこちらの写真、1枚のプリントでお出ししています!」

とお声がけする事で、ほぼ100%の人が写真を前に10秒以上の止まって見てもらう時間を作る事に成功しました。元々のコンセプトとして考えていた、圧倒的に他の作品が目指さないであろうインパクトのある展示。これに徹底的にこだわったことが、見る人の足を留め、展示会として写真に向き合う素敵な時間を得ることが出来たと考えています。

実際の展示ではこれが幅4.5m、高さ1.1mで印刷されているのでその迫力は実際に現地に足を運んだ方にしか伝わらないのが、、、残念!!
今後はONE PHOTOが主催するPartyなどで不定期で皆様に見て頂けるように展示をしていきますので、また見に遊びにいらしてくださいね!!


最後に

こうしたコンセプトの解説ブログは、正直あまり人気のあるコンテンツではないと思いますし、見ていない人には退屈なコンテンツかと思料しております。最終的な反省とその制作に携わる者の苦労として、備忘的に書き留めておきたい目的もあり今回ブログとして記事に起こしてみました。(本当はお礼だけで終わった方が綺麗だったかも。。。と、さらに反省)

ただ、コンスタントに更新を続けるONE PHOTOになるためにお付き合いを頂きありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

※ ちなみに、今回の展示会場で一番質問されたのが、簡単に機材や設定情報を開設していますが「継ぎ目のないパノラマの写真を撮影するにはどうしたら良いの?」という質問だったので、この撮影方法については、また別の記事で解説させてくださいませ。言葉で説明すると簡単なのですが、実際に実現するにはそれなりに精度を追い込む必要がある、難しい撮影です。

過去のブログ記事