SNS時代のプロフィール写真の撮り方開催!講義から実践までポートレートの撮り方を完全マスター♪
今年5月16日(木)にONE PHOTOチーフフォトグラファーの深澤による撮影講座 【座学編】 SNS時代のプロフィール写真の撮り方講座を開催しました!
その際に、参加者の方から実践編もぜひ行って欲しいとの嬉しいお声を多数いただき、この度、10月22日(火・祝)に【実践編】SNS時代のプロフィール写真の撮り方を開催しました!
前回の座学で行ったポートレートの基本的な撮り方の復習から、モデルさんを使った実践的な撮影まで、ONE PHOTO ポートレート撮影担当の深澤裕にわかりやすく解説していただきました。素敵なプロフィール写真やポートレート写真の撮り方を知りたい人は必見の内容になっています!

目次
ONE PHOTO Salonとは?
福業フォトグラファーのONE PHOTOが不定期で開催している本格的な撮影の勉強会です。プロのフォトグラファーになるための一歩踏み込んだ内容をお伝えしています。前回の【座学編】SNS時代のプロフィール写真の撮り方も、ONE PHOTOサイト内の記事で概要を公開していますので、よろしければこちらもあわせてご覧ください。
担当講師

深澤 裕 ONE PHOTOチーフフォトグラファー。スタジオ撮影、ロケーションポートレート、ウェディングなどのLOVE撮影を担当。ONE PHOTOで開催するセミナーの講師も担当。好きな撮影はポートレート(人物撮影)。 プロフィール:https://onephoto.jp/photographers/yu_fukasawa/ |
当日の予定
12:00~13:00 SNS時代のプロフィール写真の撮り方・実践編講習
13:00~17:30 モデルさん撮影/参加者同士の撮影(Aチーム・Bチームに分かれて交代で撮影)
17:30~18:00 講評
モデル紹介
今年、ミス・ワールドJAPAN2019 審査員特別賞を受賞した大野南香さんにモデルをしていただきました!

ポートレート撮影で覚えておきたいこと
まずは、実践に入る前にSNS時代のプロフィール写真の撮り方について講習が行われました。ここでは、ポートレートの撮影の基本や覚えておきたいポイントを教えていただきました。
ポートレート撮影の基本五原則

今回の本題に入る前に、まずはポートレート撮影の基本五原則を復習です。これさえ覚えれば、基本はバッチリですね!
ポートレート撮影の方程式

ポートレート撮影は、下記のスライドに書かれている方程式で表すことができます。講師の深澤が、参加者がポートレート撮影時に応用できるようにと、今まで体得した理論を方程式にまとめてくださいました。背景・光・被写体・構図を組み合わせたものに対し、モデルさんとのコミュニケーションを掛け合わせることで、素敵なポートレート撮影ができるということです。ポートレート撮影にはコミュニケーションが不可欠であることは勉強になりますね。ぜひ、いろいろな場面でこの方程式を当てはめながら撮影して見てください!
覚えておきたい5つのポイント
今回の講座では、5つのポイントを意識しながら撮影を行いました。この中でも特に重要な「③シャッターを押すまでの順番」「④三分割構図」「⑤Zの目線移動」をご紹介します。

シャッターを押すまでにやるべきこと

ポートレート撮影を行う際、自分が撮りたい理想の写真に近づけるように、いつもより時間をかけて撮影準備をしましょう。
シャッターを押すまでにやるべきことは、①背景→②立ち位置→③構図→④露出→⑤ポージングです。この5つにプラスして⑥バリエーションを増やすと幅広い撮影ができるようになります。
多くの人は、モデルを目の前にすると早速カメラを構えがちですが、一呼吸置いて、①〜⑤を確認してからカメラを構えると狙い通りの写真になりますね。
三分割構図を意識しよう

ポートレート撮影で抱える悩みの一つに構図が挙げられるのではないでしょうか。三分割構図を意識して写真を撮れば、ほとんどの写真がバランスよく撮れます。
上級者の方であれば、三分割構図の中に視線の誘導や日の丸構図など色々な構図と組み合わせてみると、より高度で素敵な写真が撮影できます。ぜひ、試してみてくださいね!
Zの目線移動で、迷わず撮影!

ポートレート撮影でオススメなのが、目線をZに動かしてもらうことです。とくに、モデルさんがあまり撮影されることになれていない場合、Zの順番で目線を動かしていただくとスムーズに撮影できます。
今回の撮影で、参加者にZ目線を試していただいたのですが、撮る側・撮られる側ともにあれこれ考える必要がなく、お互い非常に便利でした。これはぜひ活用したいですね!
参加者からの質問
「モデルさんと撮影していて会話が途切れて話題が思いつかなくなってしまった時はどうすれば良いですか?」
参加者の中から上記の質問がよせられました。
講師の深澤によると、撮った写真を実際にモデルさんに見せてコミュニケーションを取ったり、あるいは撮影場所を変えて気分転換すると良いとのことです。
確かに、会話が途切れてしまうと、気まずくなりがちですよね。そんな時は焦らずに場面転換をしてうまく切り抜けましょう。
この記事には書ききれないのですが、実際の講義では、まだまだたくさんのことをお伝えしました。より詳しい内容を知りたい方はぜひ次回ご参加くださいね♪
実際にモデルさんを撮影してみよう!
ここからは、実際にモデルさんに登場していただき、1人15分間、室内・屋外問わず自由に撮影しました。


時々、講師の方から「いきなり撮り始めず、まずはモデルさんと今回撮影する写真のイメージを共有しましょう」や「全体を写すのか、それとも上半身だけ写すのかなど、どこを写すのかモデルさんに声がけしましょう」などといったアドバイスをいただきながら撮影を行いました。また、順番待ちをしている方は、積極的にレフ板を持つなどのアシスタントを行い、撮影者の動きを観察していただきました。
撮影中、「かわいい!」「素敵な表情!」といった声がモデルさんに投げかけられ、本当の撮影現場さながらのモデル撮影でした!
また、参加者の中から「モデルさんのスカートをひらりとさせた動きのある写真を撮るにはどのように撮影すれ良いのでしょうか?」という質問も上がりました。
講師の深澤によると、モデルさんに1,2,3のリズムで体を左右に回転してもらい、タイミングを狙って撮影するとうまくいくとのことです。スカートが横に広がるだけでなく、体全体に動きが出て躍動感溢れる写真が撮れます。
実際に参加者の方が撮影したお写真がこちらです。見事に撮影できていますね。

参加者同士でお互いを撮り合おう


ここでは、参加者同士二人一組でペアになり、お互いにプロフィール写真を撮影し合いました。参加者がモデルになることで、カメラマンによる正しいコミュニケーションの取り方の重要性やプロフィール写真のイメージに合わせたポージングのコツなどを体感していただきました。
最初はモデルになることを恥ずかしがっていた参加者の方々も、次第に素敵な表情を見せ、「モデルって意外と難しい!」「カメラマンさんからのコミュニケーションがすごく重要だったんだ!」など、いろいろな気付きをお互いに共有しあっていたようです。
私も参加者の一人としてモデル体験をしたのですが、ポージングがぎこちなく、改めて滑らかに次々とポージングを決めているモデルさんのすごさを感じました。
講評会


最後に、参加者の方から今日の素敵な写真を3枚セレクトしていただき、発表を行いました。講師の方からの講評だけでなく、参加者の方のコメントも頂きました。参加者の方々の作品はどれも素敵で、今日の内容をしっかりと体得した様子です!
参加者の作例




ポートレート撮影はただ撮るだけじゃない!
今回の撮影・モデル体験を通じて、ポートレート撮影はただ撮るだけではなく、モデルさんとのコミュニケーションが写真の表情を変化させることを伝えしました。
また、すぐに撮影を開始するのではなく、①背景→②立ち位置→③構図→④露出→⑤ポージングを決めることが理想の写真に近づけるコツですね。皆さんも是非、この記事を読んで早速ポートレート撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。