皆さん、こんにちは。ONE PHOTO編集部の大畑 です。9月に入り、次第に秋らしく過ごしやすい日が増えてきましたね!

さて、OHE PHOTOで月に一度開催している撮影イベント「OP Trip」ですが、今月は

大人気のインスタグラマー 佐藤麗子さんによる「印象的な花火写真を 〜 空は青く、情景は美しく〜」。夏の思い出を素敵な形に残したい…とこちらの講習会に参加した大畑が、そこで学んだ通称「麗子メソッド」の撮影ポイントと、その結果撮れるようになった写真をお伝えしたいと思います!

佐藤麗子
フォロワー数1.5万人超の大人気Instagramer。「キラキラした宝石箱」をテーマとした、可愛らしくもどこか懐かしく、心が温かくなる作風が特徴。添える言葉も独自の世界観で彩られ、コアなファンが多い。現在はONE PHOTOで写真家活動を続けるほか、カメラアクセサリメーカーへの作品提供から自治体の撮影依頼まで、幅広い分野で写真家として活躍中。
Official : https://onephoto.jp/photographers/reiko_sato/
Instagram : https://www.instagram.com/reiko_sato_/

ONE PHOTO Trip (OP Trip)とは?

ONE PHOTO Trip(OP Trip)は、福業フォトグラファーのONE PHOTOが毎月第一土曜日に開催しているテーマ型の写真撮影イベントです。毎回10〜30名程の参加者にお越し頂き、これまでに、谷根千エリアのレトロな風景、鎌倉エリアの紫陽花などをテーマとした撮影ツアーを実施し、いずれの回もご好評を頂いてきました!

素敵な紫陽花写真を撮るツアーでみんなで鎌倉にでかけました!

目次

  • 麗子メソッド①:まずは撮りたい花火のイメージを言語化しよう!
  • 麗子メソッド②:事前の情報収集でベストな撮影場所を探し出そう!
  • 麗子メソッド③:花火は現像して自分のイメージに近づけよう!
  • OPTrip当日の作品①:ONE PHOTO フォトグラファー・麗子の場合
  • OPTrip当日の作品②:ONE PHOTO チーフフォトグラファー ・深澤の場合
  • OPTrip当日の作品③:講習会を受けた大畑の成果もちょっとだけご紹介
今回の講師を担当した麗子さんの作品です!美しいですね!

※文中の資料は、講習会資料の一部を抜粋したものです。

麗子メソッド①:まずは撮りたい花火のイメージを言語化しよう!

講師の麗子さんが、横浜の開港祭花火大会を撮影しに行く前に実際に言語化していたメモ書きです

ONE PHOTO講師の麗子さん独自の「麗子メソッド」では、自分らしい花火を撮るために、まずは撮りたい花火を言語化することからスタートします。

例えば今回、実際の作例として横浜の花火大会を撮影に行った際のメモでは

  • 横浜らしい景色と一緒に
  • かわいく
  • ほっこり
  • 絵本の世界のような風景
  • 美しくて強い

といったイメージの言語化を行ったそうです。こうしたキーワードを設定することで、「横浜らしい景色にするには、どのようなアイコンが入っていればいいだろう?」とか、「絵本の世界のような風景には、どのような色合いがマッチするだろう?」というように、イメージの実現に向けた具体的なステップを踏むことができます。

こうして、ある程度自分が撮りたいイメージを言語化してから、InstagramやPintarestなど、自分の好みの作品を各種SNSやツールで参考にします。このタイミングで具体的なイメージに近づけていくことがおすすめ!とのことです。逆に、何のイメージもなしにSNSなどの情報があふれるツールを見てしまうと、先入観に囚われてしまい、最終的に何が撮りたいか?が逆にボケてしまう罠にハマるそう。そこは気をつけたいポイントですね!

最終的に今回の横浜開港祭花火大会では、麗子さんは
 ・横浜のアイコニックな赤レンガ倉庫
 ・おとぎ話のような可愛らしい花火
に撮影する対象を絞って、場所決めを行いました。

講義を受講した私としては、こうした「撮りたい写真をイメージして言語化すること」は花火写真以外でも撮影のベースとなる大事な作業だと改めて感じました。これまでも目の前のものをただ撮影するだけで「なんで今まで撮りたい写真が撮れないのだろう?」と疑問に思っていましたが、今回のONE PHOTO講習会で言語化が不足していた、ということに気づき、ひとつ学びを得ることが出来ました。

麗子メソッド②:事前の情報収集でベストな撮影場所を探し出そう!

今回は横浜赤レンガ倉庫を入れて撮影をすることを思い立った麗子さんは、撮影場所を探し始めます。「花火撮影は場所取りが8割」と言われる程、情報収集はやりすぎて困ることなど無いそうです。その際に、花火撮影で使える強力なツールと実際の使用方法を解説していただきました!その一部をご紹介させていただきますね!

Google Mapで場所探しをするのが麗子流メソッドです

<Google Map>
花火撮影で利用する最初のツールはGoogle Mapです。花火の実際の打ち上げ場所を地図上にマッピングして、一緒に絡めたい風景(今回は赤レンガ倉庫)と直線で結びます。赤レンガ倉庫が手前に来る位置、奥に来る位置を探してGoogle Mapをひとしきりチェックしたそうです。

3D表示で、より具体的に確認します

<Google Earth & Google Street View & 距離測アプリ>
ある程度撮影場所が絞れたら、今度はより詳細なイメージをふくらませていく為に、Google Earth や Google Street View を利用して実際の撮影ポイントを見極めていきます。花火はサイズにもよりますが上空約200mに打ち上がります。(ご参考:花火玉の大きさのいろいろ)そこから候補地となる場所から打ち上げ場所まで距離測アプリを利用して、射線が通る場所を詳細に確認していきます。

今回のONE PHOTO講習会で麗子さんから出た驚きの一言を、私はおそらく生涯忘れないでしょう。

「花火撮影の場所取りは、Google Map上から」

そこまでのストイックさで撮れるか分かりませんが、花火撮影に賭けるプロの思いを垣間見た気がしました。麗子さん、極意を教えて頂きありがとうございます!

※今回のOPTripの余談になりますが、ONE PHOTO代表の新井 が今年の隅田川花火大会で、麗子メソッドで「東京スカイツリー + 花火」を撮るために、場所を計算して撮影した写真がこちらです。

今年の隅田川で一番バズった写真の裏には麗子メソッドによる場所取り合戦があったんですね!

麗子メソッド③:花火は現像して自分のイメージに近づけよう!

普通に撮影したときに花火写真が難しいのは、明暗差のコントラストが激しいからです。花火自体は明るいのに、背景となる夜は暗いので、どうしても白飛び・黒つぶれというカメラが表現できる幅を超えてしまうことがあるのです。

そのため、花火写真はレタッチが絶対に必要になります。

プロのフォトグラファーの格言には「現像は、第2の撮影」という言葉があるそうです。やっぱり多くのアマチュアカメラマンが、カメラ任せで撮影して終わりにしてしまいがちですが、花火は現像しなければその真価を発揮できないことが多いのですね。

今回はAdobe Lightroomを使った麗子流 〜空を青く、情景を美しく〜 現像する方法を教えて頂きました!詳細の現像方法・レタッチ方法は実際に参加していただいた方々のために紹介記事では割愛いたしますが、現像にも大切になるのが最初に言語化した、自分が撮りたい花火の写真のイメージです。

自分が最初に言語化したイメージを正解としてレタッチで近づけていく。その作業の積み重ねが、自分が最終的に撮りたい・表現したい世界に繋がる唯一の道だそうです。言われてみれば納得ですが、自分が決めたゴールに向けて撮影とレタッチを行わないと、いつまでたってもラッキーでしか良い写真が撮れないことになりますものね。そういう意味で、今回は本質的な写真の撮り方・考え方を教えていただいた気がします。

そんな麗子さんが横浜らしく、可愛く、絵本のような写真を撮ろうとして出来たお写真がこちらです。

麗子さんのイメージ通りの写真になっていますね!
他にも麗子さんは別日程では横浜の花火でこうした写真も撮影しています!

OPTrip当日の作品①:ONE PHOTO フォトグラファー・麗子の場合

麗子さんの写真は風景も綺麗に入っていて、美しすぎます!
麗子さんの金沢花火の写真。遊園地も綺麗に入っていて美しい!
こちらもまた可愛らしい作風ですね!

OPTrip当日の作品②:ONE PHOTO チーフフォトグラファー ・深澤の場合

深澤さんらしい、リフレクションを大胆に入れた作品ですね!
似たような場所から撮っている花火でも、二人でぜんぜん違う絵になりますね!

OPTrip当日の作品③:講習会を受けた大畑の成果もちょっとだけご紹介♪

初心者の私が花火写真なんて本当に綺麗に撮れるの?と最初はちょっぴり心配でしたが、麗子さんのおかげで素敵な写真が撮れました!

想定よりも大きくてちょっと欠けちゃいました。笑。でも、まだまだですね。次をがんばります!

9月以降にもまだまだ全国では花火大会が開催されますので、皆さんも是非「麗子メソッド」を使って花火撮影に出かけてみてください。

今後のOPTripは?

さて、ONE PHOTOでは10月以降も精力的にイベントを開催してまいります。その中で、いくつかのイベントをご紹介させてください。

【OP Trip】10/5(土) 日本建築写真家協会 正会員の村山と行く、古の建築写真とポートレートOPTrip

江戸東京たてもの園で建築写真を学びましょう!

次回のOP TripはONE PHOTOチーフフォトグラファーで日本建築写真家協会・正会員の村山勉 による「古の建築写真とポートレート 江戸東京たてもの園」です。素敵な昔の町並みが残る場所で、建築写真の基礎だけでなく、着物美人のポートレートも撮れるかも(!?)な欲張りイベントです!

【OPSalon】10/22 (火・祝) ONE PHOTOチーフフォトグラファーの深澤が企画するSNSで愛されるポートレート講座 実践編

次回のOP SalonはONE PHOTOチーフフォトグラファーでポートレート撮影が専門の深澤による、SNSで愛されるポートレート講座の実践編です。テレビや雑誌、その他ミスコンで活躍する有名モデルさんをモデルにお迎えし、素敵なポートレート撮影の技術について、実践的にご紹介していきます。

ONE PHOTOにご興味ある方は、ぜひこれらのフォトリップやサロンなどのイベントにご参加くださいね!以上、OP Trip参加レポートでした。今回も最後までお読みいただきありがとうございました。今日が皆様にとって、素敵な写真日和になりますように♪